中古住宅の成約率を上げるなら内見用のVRコンテンツを導入しましょう
不動産の購入には大きなコストがかかるもの。それゆえ購入を決めてもらうには、お客様の懸念をいかにして取り除き、購入に対するハードルを下げられるかがポイントになります。物件の魅力などをアピールするのもそのためです。
不動産にも様々な種類がありますが、特に力を入れた営業が必要なのは中古住宅です。中古住宅は、新築住宅に比べて低コストで購入することが可能です。そのような理由により購入を希望する方も少なくありません。一方で、築年数が古い住宅は、相応に内装や設備にも経年劣化が見られるケースがほとんどです。設備に関しては、満足に使用できない場合もあるでしょう。
中古住宅こそ内見が重要
お客様が中古住宅に対して抱きがちな不安を取り除くためには、実際に部屋を見てもらう内見が大切です。実際に新築住宅以上に、中古住宅の内見を重要視しているお客様も多いでしょう。しかし中古住宅は退去前であるケースも少なくありません。その場合、以前までは内見ができませんでした。お客様の興味はあれど購入にまで至らず、成約を逃す経験をした担当者様もいるでしょう。
ところが近年、VRを利用するビジネスが増加しています。内見につきましても、VRを利用できるようになっています。不動産会社の中にも、VRでの内見に対応している会社が増加してきました。
VRを利用した内見は、現地に行かなくても部屋の中をチェックできるというメリットがあります。部屋の中をチェックするための画像は事前に用意するため、入居中の物件でも内見の案内ができます。入居中か否かに関わらずまとまった時間がとれない方に対しても内見を案内できるため、活用すれば中古住宅の購入を前向きに検討してもらいやすいです。成約率のアップにもつながるでしょう。
VRならリフォーム後のイメージも伝えられる
VRコンテンツの活用方法は、単なる部屋のチェックに留まりません。コンテンツによっては、CG加工をすることでリフォームのイメージを提案することも可能です。
実際に撮影した静止画を編集することで、壁紙や床の張り替えや、家具の配置をしたイメージを伝えることができます。中古住宅の購入を希望するお客様の多くは、リフォームすることを前提としているでしょうが、実際は内見だけではリフォーム後のイメージが湧きにくく、古い内装ばかりが記憶に残って購入をためらう理由になります。加工とはいえ、リフォーム後のイメージがしやすければ、購入に対する不安が払拭され、成約に結びつきやすいです。
加工可能な内見用のVRコンテンツを提供している制作会社には、例えばSmapano(スマパノ)があります。こちらの会社は専門のカメラマンが撮影した静止画に、編集チームが独自の編集アプリケーションを利用して加工をすることで、コストを抑えたVRコンテンツの制作をしています。不要な家具などをCG処理で片づけることはもちろん、壁紙や床を張り替えた後のイメージや家具を配置したイメージ、さらには間取り変更後のイメージもVRで提案することができます。