簡単にWEBページが作成出来るCMS
CMSとはContent Management Systemの略で、Webサイトにおけるテキストや画像他のコンテンツを容易に体系化し、配信する仕組みです。IT企業が用意したベースを、利用者がテンプレートとして使用できるので、HTMLやCSSなどの知識がなくても記事や写真などの画像を用意すれば簡単にアップロードでき、Webサイトを構築することが可能になります。多くのインターネット・サービス・プロバイダが、簡単にWebページを作成できます、と広告を出しているのもCMSによるものです。
メリットは、
(1)更新が素早くでき、素材を用意しておけば誰にでも簡単にアップロードすることが出来る
(2)HTMLのコーディングをデフォルト状態にしておけるので、アップロードする担当者が変わってもWebサイト上の表示が崩れない
(3)オープンソースやパッケージを利用すれば低価格で導入できる
(4)テンプレートを使用・流用できるのでイニシャル・コストを低く抑えることが出来る
この4点です。このように容易にWeb構築を果たすことが出来ますが、使用上いくつかのコツ(注意点)があります。
テンプレートのバリエーションの範囲内でデザインを自由に行うことが出来ます。しかしテンプレート自体の操作が複雑で中にはプロゴラミングの知識を要するものもあるようです。こちらも試用版などで実際に操作してみることが必要です。
そして、テキストエンコーディングはUTF-8を選択すべきです。他にはSHIFT-JISがよく知られていますが、前者の方が文字コードが多く使われています。また同じホームページ内では文字コード体系を統一しておくことが必要です。他言語体系であり、UNIXでも普及が進んでいます。
さて各社のパッケージを見ると、オープンソースと呼ばれる無償のものから数百万に及ぶものまであります。違いは機能面が主で、豊富になればなるほど価格が高くなります。一方で安定性屋簡便さが低くなることもあります。したがって使う目的に応じた、機能を絞ったものを選ぶのが一番です。
さらにサポート耐性も重要です。開発元のサポートを直接受けられればいいのですが、代理店や制作会社経由でしかサポート契約が結べないことがあります。とくにオープンソースの場合は代理店・制作会社からは技術的サポートが受けられない場合があります。