WEBによって変化する既存の商業

WEBで様々なことが申し込めるようになって便利な世の中になりました。重いものでもなんでもボタンをぽちっと押せば買えて持ってきてもらえる。しかもスーパーより安かったりもする。本やCDやゲームもデータで買えば、その場で買えるし、かさばらないし、一石二鳥。いやあ、小売店もほんと困ってしまいますよね。実際に、大手の小売店などはWEBでの販売も始めていたりしますから商品の販売の仕方が従来通りではいかなくなってきたということです。

NTTなども携帯電話の登場やIP電話登場、LINEなどのメッセンジャーの登場によって昔ほど電話が必要な人はいなくなりましたよね。ただ、この場合はNTTはインターネット回線を手掛けていますのでやはりインフラを押さえている会社は強いです。上手くインターネットの波に乗れています。ただ、そんなNTTといえども波に乗れなかったのが電報です。電報がNTTの独占商品だったのは以前のこと。当時は電報を独占していたので、文字数で従量課金していたものの、2000年代に入って参入緩和が図られるとヒューモニーなどを皮切りに続々とインターネット電報の分野に企業が参入してきてすっかり電報といえばインターネット電報という流れに切り替わりました。

確かにインターネット電報は便利です。私は先に挙がったヒューモニーという会社のVERYCARDを利用しますが、やはりインターネットで申し込んでその日のうちに相手の手元に着くというのは便利ですね。電話越しにオペレーターに照れながら話さないでじっくりと考えられるので。なによりもインターネット電報は安いです。もちろん、電報ですから電子データでもなんでもなく、最終的には台紙に印刷されて相手の手元に届きますよ。しかしながら、NTTだったら台紙+文字数分が請求されるのが、インターネット電報なら文字数込みの台紙料金しか発生しません。この差は大きいですよね。しかも送料無料ですから。

これはインターネットによって変わったというよりはインターネットはきっかけにすぎず、一社独占の怠慢が招いた結果でしょうね。規制緩和によって競争が起きたことにより、よりよいサービスに洗練されただけです。ただ、インターネットにはまだまだ商取引の常識を変えてしまう可能性があります。私たちの暮らしをより便利にしてくれるWEBサービスはさてさて何でしょうか。